【北海道鹿追町】然別湖だけじゃない!ジオパークはおすすめミュージアム!!

【北海道鹿追町】然別湖だけじゃない!ジオパークはおすすめミュージアム!! 観光

「とかち鹿追ジオパーク・ビジターセンター」について

季節は8月末に遡りますが、芽室めむろ町で行われた「森林作業のための基礎研修」に参加した際、一緒に研修を受けていた方が、その方のお住まいがある芽室町の隣町、鹿追しかおいへとお誘いしてくれました。

早めに終わった研修後の夕方、芽室町にある十勝とかち広域森林組合土場から、まずは「とかち鹿追ジオパーク・ビジターセンター」(以後ジオパーク)に案内していただきました。

ジオパークでは職員の方に、鹿追の土地の成り立ちなどをプロジェクションマッピングを見ながら解説してもらいました。聞くところによると3人の職員さんが交替で館内の解説をしてくださるそうで、三者三様の解説があるらしく、来る度に違う解説が聞けるそうです。

ジオパークには最近話題になった北海道石の展示もありました。北海道石の価格や採掘場所については秘密とのことでしたが、形状からすると何処か洞窟のような感じのところから発見されたように見えました。※1

他にはお蕎麦の原料になる「ソバ」の土から生えている様子が視線の高さで展示されているのが、あまり見たことのない展示スタイルでとても面白く感じました。

ジオパークは鉱物や岩石の展示物に手で触れることができるのですが、他にもナキウサギの生息についてのパネルや、然別湖にしかいないというミヤベイワナの展示などを見ることができました。

個人的にはのテラリウムが一番気になりました。多様な種類の苔が、一口に緑と言っても少しづつ全然違う緑で集まっている様子にはとても心惹かれます。何時間でも見ていたい、これを現地で見てみたいな…と思いました。ジオセンターでは見学ツアーも実施しているようなので、機会があれば是非参加してみたいです。

夜に訪れた然別湖について

ジオパーク見学の後は夜の然別湖しかりべつこへ。周囲は雨が降っていたためぼんやりと曇った暗闇の中に浮かび上がった湖はとても幻想的でした。よく晴れた日中も美しい景色なのでしょうけど、このような景色もきっと稀にしか見れない美しいものだったと思います。

然別湖は冬になり湖が凍ると「然別湖コタン」という冬期限定のイベントが開催されます。湖の上には南極観測隊に参加された方直伝のイグルーが作られ、冬のアクティビティを楽しむことができるそうです。

湖底線路にも案内していただきましたが、たまに見かける湖底線路が北海道にあり、しかも然別湖にあることを初めて知り、とても驚きました。薄暗い暗闇の水面からぼんやり見える線路の様子が、異次元の世界へと続いていくようで、とても不思議で目にしたことのない風景でした。

       日中の湖底線路

小旅行の後の締めくくり 

鹿追町への小旅行の後は滞在先の芽室に戻り、どこかで夕飯を食べようと思ったのですが、この日は水曜日。芽室町は水曜日にお休みしているお店や早めの時間に閉店しているお店が多いのです。結局帯広の方まで行き、豚丼の「いっぴん」を目指しましたが、通りがかりのネオンに心惹かれて入ったお店はジョリーパスタでした。

日中は研修でチェーンソーを使い、その後に鹿追の自然を堪能したせいか、観光グルメではないのですけどパスタ、そして生ハムは白ワインにぴったりで、とっても美味しかったです。

補足

※1:北海道石に関しては後日、岩石パラタクソノミスト講座を受けた際に、講師の竹下先生にお聞きしましたら、「僕はあれは有機物と考えているので鉱物とは認めない」とおっしゃられていました…。

      

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