北海道日本海沿岸の羽幌町 北海道海鳥センターについて
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札幌から車で出発し日本海側のオロロン街道を北に向かって約3時間ほどの、羽幌町にある北海道海鳥センター(以後海鳥センター)へ行ってきました。
海鳥センターは以前、天売・焼尻島への旅をした際にとても気になっていた施設で、現在絶滅危惧種となっているオロロン鳥(ウミガラス)の繁殖地になっている天売島そして焼尻島の、2つの離島へのフェリーが出ている羽幌町にあります。
海鳥センターの隣にはバラ園が併設されており、時期によって種類の異なる様々なバラを鑑賞することが出来ます。今回訪れた際にもバラ園を散策している観光客の方がみられました。
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北海道海鳥センターで展示されている内容について
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海鳥センターの入り口を入ってすぐに目に入るパネルには、勤務されている職員の方たちの紹介文があるのですが、その言い回しが、鳥の生態になぞらえて書かれているところがとてもユニークでした。こちらは海鳥センターのHPでも確認できますので、ご一読をおすすめします。
館内に入ると二階まで突き抜けている天売島の岸壁を模した壁があります。ここでは空中から水中に入る海鳥の動きがわかる展示になっていて、波の揺れを体感するための揺り椅子が設置してあり、海鳥の気分になって佇むことができます。
天売島を訪れた時には遠く離れた岸壁を上からしか見ることができませんでしたが、ここでは海鳥たちの様子を下から仰ぎ見ることができる仕組みになっていて、通常では体験出来ない視点の変化がとても面白かったです。
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岸壁の展示の脇には、海鳥たちの写真が展示された階段があります。二階へ上がると、海鳥の成鳥の写真と雛の写真とが、卵の模型とともに展示してあります。卵は実際の大きさ、色、手触りを再現しているので、一個一個手にとってみることができます。見た目にはさほど変わらない卵ですが、鳥によって結構違うものだということが体験できました。ウトウの巣穴の中の様子の再現もしてあり、これは天売島に行く前に見るべきだったと改めて思いました。
一階の展示室には、数十種類の野鳥の鳴き声を再現して聞けるコーナーもあります。普段森などで何気なく聞いている鳥の声や、名前を聞いたことのある鳥たちが実際はどんな鳴き声なのかを知ることが出来る展示になっていて、ついあれもこれもと聞きたくなってしまいました。
また、展示室の片隅にある図書コーナーはソファが、友人宅にあるようなアットホームな感じのもので、ゆったりとくつろげる雰囲気でした。
北海道海鳥センターの入館料
無料
北海道海鳥センターの所要時間
30分〜60分以上
北海道海鳥センターへのアクセス&駐車場
住 所
〒078-4116
北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目1番地の1
TEL:0164‐69‐2080
駐車場
道の駅ほっと♡はぼろに隣接
まとめ
図書コーナーにあるおすすめ書籍の棚にはバードストライクに関するものや、ダム建設に関する図書、また施設中央の展示コーナーには、ゴミを食べてお腹が膨らみ、栄養を取れなくなったために餓死した幼鳥の写真が掲載された雑誌が置かれていました。
他にも天売島や焼尻島の外来生物の問題についての展示もあり、単海鳥の生態を紹介しているだけではなく、自然環境に対する人間のあり方について一考してもらいたい、という気持ちが感じ取れる施設です。
海鳥センターは鳥の生態を通して環境について、改めて考えることのできる施設です。天売島・焼尻島へ行く人は、島を訪れる前に行くことで野生の鳥たちについて学ぶことができてとってもおすすめですよ!
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