2024年11月1日から12日15日まで札幌ノルベサ3階の特設会場で開催されている
見て、撮って、触って、探して…
キボリノコンノ展
食べたい!木彫りアートの世界
SNSやTVで話題になっている木彫りアートの世界を観てきました!
キボリノコンノ展の展示概要
会場前にはポップコーンとクッキーが展示ケース内に収められています。
どっちかが木か当てるの?え?木なの?
などと思いながらチケットを買うと茶色の用紙と白い解答用紙に筆記用具を渡され、いざ場内へ!
キボリノコンノさんについて
会場を入ってすぐ木彫りアーティスト、キボリノコンノさんがなぜ木彫りを始めたのか、その経緯が動画で流れています。
画面の前にはチーズトースト。
ええぇ〜っ!!これが木でできているのっ?
全く前情報が無いまま訪れましたが、まるで木でできているとは思えないような作品をつくるキボリノコンノさん。
制作に使う道具のパネル展示で幕を上げます。
前職が公務員だったというキボリノコンノさん。
道具が整然と並んでいる様子に納得。
木彫りでできた食べ物たち
いろいろな食べ物やお菓子が展示されています。
キボリノコンノさんは食べることが大好きなことから、食べものをモチーフにして作品を作るようになったそう。
木という素材感とは全く異なる卵のプルンとした感じや、シュークリームやケーキなどのふわふわした感じ。
次から次と繰り出される、様々な木彫りの食べ物のなかには北海道の銘菓も数多くあり、食べ物への執着心なのか、それともこれが全部木!という意外性への高揚感なのか、とにかく心がワクワクしっぱなしです。
撮って楽しむ触って楽しむ木彫りアート
展示作品には、写真に撮って楽しんだり触ってみることをオススメするキャプションがあちこちにありました。
思わず手に取りたくなる作品ばかりでしたが、実際に手にとることができる作品コーナーがあり大満足です。
本格的なカメラを携えて写真を撮っている方もちらほら。
木彫りはどっち?探して楽しむ
後半は本物の食べ物と木彫りの作品とが並べられている中から、木彫りがどれなのかを探し出して楽しむ展示が満載。
おつまみ系は見分けるのがとっても難しい…やけ酒を飲みたくなります。
最初の方は比較するものも少なく、まだまだ分かりやすいのですが、後半になってくるともうお手上げでした。
できれば一人ではなく、二人以上で楽しむのがおすすめではありますが、一人で地道にこれは違うかな?これはどうかな?と黙々と探すのもまた一興。
きのこの山や、たけのこの里、ルマンドやミックスナッツなど、小さい頃に食べたお菓子を懐かしみながら童心に返って楽しむことができます。
最初に手渡された解答用紙を見ると全部で24問。
会場の最後には回答コーナーがあり、訪れていた人たちは真剣に答え合わせをしていました。
回答を見たあとに、もう一度会場に戻って見比べても楽しめそうです。
ふと手元を見ると、一番最初に渡された茶色い用紙、実ははがきになっていました!
会場の出口においてあるスタンプを栗色の朱肉につけて押して完成。
ハガキがあれば問題が解けた人もそうでなかった人も、楽しかった気持ちを誰かに伝えることができますね。
キボリノコンノ展の混雑状況
日曜日のお昼すぎに行きましたが、家族連れやカップルが多くいました。
待ち列ができるほどではありませんが、後半の「木彫りはどっち?」のコーナーでは他の人と多少譲り合って見る感じでした。
キボリノコンノ展の所要時間
「木彫りはどっち?」見極めクイズランクで満点の24点を目指すなら、1時間やそこらでは終わらなそう。
クイズに参加せずに作品の鑑賞だけでれば30分くらい。
キボリノコンノ展グッズ売り場
あまり広くはありませんでした。
キボリノコンノさんの絵本も置いてあり、展覧会でのワクワク感を持ち帰ることができます。
キボリノコンノ展の入場料
高校生以上:1,300円(1,100円)
小中学生:700円(500円)
※未就学児入場無料 ※()は前売り料金
キボリノコンノ展の会期&開館日・開館時間
【会 期】2024年11月1日(金)〜12月15日(日)
【休館日】月曜日(休日の場合は開館)
【平 日】12:00ー19:00
【土日祝】10:00ー17:00
※最終入場は閉場の30分前まで
キボリノコンノ展アクセス&駐車場情報
ノルベサ3階 イベントホール
〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西5丁目1−1
℡:011‐218‐1774
※24時間営業
まとめ
何の展覧会だろう?と思いながら行ってきたキボリノコンノ展。
見どころは作品のモチーフ選びにあります。
大福やどら焼きのふんわりした柔らかい感じ。
クッキーやナッツのサクッ、カリッとした感じ。
食感はもちろんのこと味覚や嗅覚に至るまで、五感を刺激される木彫り作品に魅了されてしまいました。
美術品を作っているのではない、コミュニケーションツールを作りたい、というキボリノコンノさん。
みんなをあっと驚かせて、観た人が他の人に見せたり話したくなる作品作りをしたいそうですが、素敵なものを見つけた時や感動した時に、人はその気持を誰かに伝えたくなるものです。
そのような観点から改めてキボリノコンノさんの作品をみると、その意図はどうであれ、木彫りの食べ物たちは十分美術作品といえるのではないでしょうか。
これは美味しそうだね!小さい頃食べたよね!あっ、これはこっちが本物かな?
会場のあちこちから聞こえてくる人々の会話を聞いても、とても楽しくなるキボリノコンノ展でした!
コメント