今年の7月には日本銀行券=お札が新しくなります。
新しいお札について詳しく紹介しているのが、小樽市にある日銀の金融資料館。
特別展の所要時間は10分ほどですが、じっくり解説を読めば色んな情報がたくさんあって長い時間を過ごすこともできます。
今までのお札との違いや変更点、お札のモチーフとして選ばれた人や物について詳しく解説しているので是非訪れてみてくださいね。
小樽の金融資料館とは
北海道の観光地、小樽。
北のウォール街とも呼ばれかつては金融都市としても栄えました。
歴史的建造物も多く、現在もかつての建物を利用した店舗などがあります。
今回はお金のシステムについて学習できる金融資料館での特別展についてご紹介します。
入館料が無料でお金について知ることができるなんてお得ですね!
小樽金融資料館で開催中の2024新札発行についての特別展
2024年7月3日にお札が新しく発行されます。
このことに伴い、新札を発行する日本銀行が運営している金融資料館では、新札についての情報を今年の始めから秋口まで展示しています。
概 要
2024年1月12日(金)~9月24日(火)
「新しい日本銀行券2024 匠の技とデザイン」
展示されている内容について
展示されている新札についての工夫が詳細にパネル展示してあります。
例えば印刷されている人物の絵が立体的に見えるなど前回の新札発行時2004年の時よりもさらに格段に偽造対策の技術が投入されています。
光を当てると浮かび上がる数字。
どの角度からみても立体的に見える人物。
通常のコピー機では絶対潰れてしまうような絵柄に組み込まれた極細の文字。
絵柄のモチーフになった人物や植物についても詳細な説明があり、いろんな理由で選ばれたことがわかります。
館内の一角になぜか警備員さんがいらっしゃるのですが、偽造技術に対応している各国のお札の展示対応とのこと。
外国のお札が陳列ケースに並んでいます。
本物の海外のお札を見ることができましたが、どの国もさまざまな工夫がしてありました。
また現在までの偽造対策や地域による対策の紹介もあり、お金の歴史は偽造対策の歴史ともいえることがわかります。
特別展の所要時間について
銀行の奥の部屋一室が特別展示室となっていて、パネルによる新札についての解説が中心。
細かい内容を読んでいくと時間がかかりますが、さらっと見る程度であれば10分程度です。
じっくり読んだ場合には倍くらいの時間が必要かもしれません。
金融資料館全体を通してみると30分〜。
今まで使っていたお札が使えなくなる?
現在使っている新札発行前のお札が使えるのはもちろんですが、流通していないお札でも単位が現在のものと共通であれば使うことができます。
例えば…
昔の1円札→現在の貨幣単位に「円」があるので使えます。
5銭銅貨→現在の貨幣単位に「銭」がないので使えません。
以上の内容も展示で説明してありますよ!
子どもを連れて行くには
小さなお子さま向けではありませんが、小学生以上から楽しめます。
お金の重さや量を体感して知ることが出来る点では理解しやすいのですが、文字や言葉による解説が必要かもしれません。
反対にお金に興味があれば、金銭的な意味だけではないお札の価値もわかって楽しめます。
お札を「モノ」として見て印刷の技術についてや、昔や地域によっての偽造対策の違いなどを知ることができるので、自由研究のテーマにおすすめかも。
金融資料館の入館料について
無料
アクセス&駐車場
住 所
〒047-0031
北海道小樽市色内 1-11-16
小樽駅から徒歩10分
駐車場
原則利用不可
まとめ
日本銀行旧小樽支店で開催されている金融資料館特別展「新しい日本銀行券2024 匠の技とデザイン」展では今年新しくなるお札について詳しく知ることができます。常設展では実際の1億円を持ち上げたりすることができますし、現在の金融システムについてもわかりやすい展示になっています。
是非小樽を訪れた際には北前船の歴史だけではない金融街としての小樽にも触れてみてくださいね!
コメント