札幌市南区の真駒内公園にある札幌市豊平川さけ科学館(通称さけ科学館)
公園を散歩するついでに気軽に立ち寄れる無料の施設です
札幌市を代表する豊平川に生息する魚をはじめ、オショロコマやミヤベイワナ、イトウなどの北海道の貴重な魚も観察できる小さいけれど充実しているオススメ施設です
札幌市南区の真駒内公園内にある豊平川さけ科学館について
市民にはさけ科学館の名前で親しまれているミュージアム
元々サケの養殖場だったことからこの施設ができたそうで、館内の水槽の水は豊平川の支流である真駒内川の水が使われています
サケについて学べる映像やパネル展示、図書コーナーなどがある本館の他に屋外かんさつ池、さかな館、実習室などの施設があります
さけ科学館本館について
サケの一生や、体、生息地や現在の産卵、遡上状況などサケのすべてが分かる本館
本物のサケと同じ重さのレプリカがあって、持ち上げたり写真を撮ることも可能
奥の水槽室には道内に限らず国内、海外のサケ・マス科の魚類が展示してあり色々比較できます
孵化して間もない稚魚も孵化日によって数種展示しているときもあり魚の成長の様子がリアルに観察できて面白いです
実は一見簡単そうに見えるこの孵化した稚魚の飼育はとても難しいそう
さけ科学館の地下観察室について
本館奥の階段から地下観察室へいくことができます
階段の入口には水生昆虫がいたり、見上げるとさまざまなサケマス科のペーパークラフトたちが
ふと窓の外に目を向けると、今度は干したサケがありました
地下観察室では釣り人が憧れるイトウが泳ぐ姿を見ることができます
さけ科学館のさかな館について
地下観察室を出て少し離れたところにあるさかな館
小さな水槽が並びますが、エゾトミヨやエゾサンショウウオなどの在来種の他、豊平川で見ることのできる魚が展示しています
何よりうれしいのは水槽が低めに置いてあるので、小さな子ども達が自由に見て回れること
大人が抱えなくても子どもの目線で観察できるのはとっても楽
魚のお世話をしている方たちがいる時には、生き物について教えてもらえたりもします
一角には数種類のカエルコーナーがあり、QRコードを読み取るとカエルの鳴き声が
数種類をあちこちで聞くとまさにカエルの合唱になります
さけ科学館の屋外かんさつ池について
外には餌やり体験ができる屋外かんさつ池があります
餌は本館で販売していますが日によっては売り切れになることも
さけ科学館の授乳室について
サケのプレートが可愛らしい授乳室
小さめのスペースで兄弟が一緒に入るのには少し狭いかも
お湯などの設備はないので持参する必要があります
さけ科学館のサケの稚魚放流体験について
春になると開催される、サケの稚魚放流体験のイベント
実はサケの放流が生態系にとってはあまり良くないということが、最近の研究によって解明されています
しかし、市民に稚魚を放流するという体験を通して、サケや豊平川の自然に興味を持って欲しいという願いもあり今も続けられている行事だそう
予約の必要がなく、毎年時間制で開催されていました
日程の詳細はサケ科学館の公式サイトにアップされます
さけ科学館の採卵実習について
こちらは秋になると開催されるイベントで、サケの人口採卵・受精の体験
一度体験してみましたが、魚が大きくてとにかく迫力があります
この時に受精した卵が春のイベントで放流されると思うと、とても感慨深い体験です
こちらは予約制になるイベント
札幌市豊平川さけ科学館のアクセス&駐車場情報
住 所
〒005-0017
札幌市南区真駒内公園2-1
オススメの行き方
札幌中心部から向かう時には電動自転車のレンタサイクル・ポロクルがおすすめ
豊平川沿いのサイクリングコースを走れば30分ほどで中心部から行くことが可能です
駐車場
真駒内公園の駐車場利用に準じています
まとめ
大きくて広い森のような真駒内公園の一角にあるさけ科学館
公園の散歩の途中に気軽に入ることができる科学館ですが、道内でも数か所でしか見ることのできない貴重な魚がいるミュージアムです
札幌の自然を満喫しがてら、豊平川だけではなく道内に生息する貴重な生き物を見ることができるのでとってもオススメです
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